




現在、250種類以上にのぼる医療への有効性が確認されているCBD(カンナビジオール)。難病とされている病にも治療効果があるのではないかと、期待が寄せられています。
このページでは難病と言われている「ハンチントン病」にスポットライトを当ててみました。CBD(カンナビジオール)は、ハンチントン病に対してはどのような効果を発揮するのでしょうか?
Contents
ハンチントン病ってどんな病気?
普段あまり耳にしない「ハンチントン病」。一体どのような病気なのでしょうか?
身体が勝手に踊りだす?ハンチントン舞踏病とも呼ばれている

ハンチントン病とは本人の意思と関係なく体が動き出してしまう、不随意運動が現れる病気です。
別名ハンチントン舞踏病とも呼ばれており、発作で身体が勝手に動き出してしまう様を、まるでダンスを踊っている様に見える事から、この名称がつけられました。
不随意運動だけでなく、精神疾患や認知障害を併発させるという特徴を持っている病気でもあります。
ハンチントン病を患った人の多くが、成人を過ぎた30歳台で発症させるとされていますが、小児時や老齢期に発症が確認されるケースも少なくないそうです。20歳以下で発症した場合、「若年型ハンチントン病」と呼ばれます。
ハンチントン病の症状とは?
では、ハンチントン病の具体的な症状とはどのようなものなのでしょうか?
ハンチントン病の症状:不随意運動とは?

不随意運動とは、意思とは関係なく身体が勝手に動き出してしまう症状の事です。
初期症状では目の瞬きが増加したり、表情がコロコロ変化するなどの、軽度のものから始まり、進行していくにつれて、手足を勢いよく曲げ伸ばすなどの、身体全体が動き出すようになります。
最終的には歩行・食事・排泄などの日常運動も難しくなり、介護が必要になってしまうと言われています。
ハンチントン病の症状:精神疾患とは?

ハンチントン病では、精神疾患や認知障害を併発させることがほとんどだと言われています。
最初は無気力や、イライラなどの日常生活に大きな支障をきたさない症状ですが、だんだんと自己コントロールが効かなくなり、過剰興奮や幻覚症状などといった、状態に陥ります。
抑うつ状態となるケースがほとんどで、自殺を測ろうとする人も少なくはないと言われています。
ハンチントン病をモデルにしたといわれている童話【赤い靴】

アンデルセン童話の「赤い靴」というお話を知っていますか?
赤い靴に魅入られた少女のお話で、いつでもどこでも赤い靴を履いていると、最終的には赤い靴が勝手に踊りだして、止まらなくなってしまうという物語です。
確かに、ハンチントン病の症状=不随意運動によって体が動く=踊っているように見える といったように、少し似ている部分がありますよね。
この「赤い靴」のお話のモデルが、ハンチントン病だと言われています。
ハンチントン病の原因って何?どうして発症するの?

ハンチントン病の原因は遺伝子の異常が原因だと言われています。
第4染色体と呼ばれる遺伝子は、繰り返し配列の長さが26回以下であることが通常だとされています。ですが、ハンチントン病患者は36回以上と、通常よりも染色体が広がっているという特徴を持っているようです。

ハンチントン病はうつる?発症の理由とは?
ハンチントン病は、常染色体優性遺伝とも呼ばれており、親のどちらかが発症した場合、1/2の確率で子供に伝わる病気とされています。

現在の研究では「祖父母→孫」など、世代をまたいで遺伝することはなく、「親→子」の間でのみ遺伝が確認されているようですね。

ハンチントン病の現在の治療法とは?

現在、ハンチントン病の原因治療は確立されておらず、薬物療法にて運動症状や精神症状を和らげる対症治療が行われているそうです。
しかし、薬物治療には限界があるため、症状を軽減させることはできても、悪化や進行を防ぐことは不可能だと言われています。確かな治療法が確立されていないという事が、ハンチントン病が難病と呼ばれる理由でもあります。
CBDオイルがハンチントン病の治療に効果的?その理由とは?
有名ジャーナル誌である「神経科学リサーチ」にて、植物性カンナビノイドであるTHCおよび、CBDがハンチントン病治療に効果的であるという、研究内容が発表されたそうです。

CBDがもたらすハンチントン病への効果を明らかにするため、ハンチントン病にかかったラットを用いた動物実験が行われました。ハンチントン病を罹患したラットにCBDオイルを投与したところ、神経防護作用が現れたそうです。
この研究結果により、CBDは神経の乱れを整え、線条体ニューロンを保護し、症状の軽減・病気の進行を遅らせる事が可能であると報告されました。
CBD/カンナビジオールってそもそも何?その効果とは?
CBD/カンナビジオールってなに?

CBDとはカンナビジオール(Cannabidiol)の略称で、アサ科の植物に含まれる植物性カンナビノイドという化学物質の一種です。
カンナビノイドには100を超える種類がありますが、CBDはこの数多くあるカンナビノイド成分の中で、現在最も薬理効果を期待されている非精神活性化合物と言われています。
このCBDを超臨界二酸化炭素法などを用いて産業用大麻(ヘンプ)から安全に抽出し、飲料可能に加工したものがCBDオイルです。
現在、250種類以上にのぼる医療への有効性が確認されており、今後の医療発展に必須な成分だとされています。
エイドカンナビノイドシステムとは

健康に生きていくために私たちの身体の中には、エンド・カンナビノイド・システムという身体調節機能が備わっています。
エンド・カンナビノイド・システムは食欲、痛み、免疫、感情、運動、発達・老化、神経保護と認知記憶などを司り、細胞間のコミュニケーション活動を支えています。
そのため、エンド・カンナビノイド・システム の働きが乱れると、病気になったり心身に不調が現れます。
CBDはカンナビノイドシステムを正常化させる

CBDは 心身調節機能を司る「エンド・カンナビノイド・システム」を活性化する効果があるとされ、調節機能を正常に保つ効果を持つといわれています。
身体の調節機能そのものに働きかけるため、多種多様な効果をもたらすという訳ですね。


CBDオイルはハンチントン病の症状を軽減させる!
CBDオイルの効果:不随意運動を軽減させる可能性が高い

ハンチントン病の主な症状である不随意運動は、脳の萎縮によって引き起こされています。
CBDオイル(カンナビジオール)には、脳機能を正常化させるという事が研究で明らかにされています。脳の萎縮は加齢や血管障害が原因で起こると言われている為、
CBDオイルはハンチントン病の不随意運動を抑制する可能性があるとされているようです。
CBDオイルの効果:ハンチントン病による精神疾患症状を軽減させる

CBDオイルを摂取すると心拍数が低下し、不安や焦りを感じなくなるという研究結果が出ており、海外ではCBD(カンナビジオール)を鬱治療や、精神疾患治療に用いている国も多いとの事。
CBDを用いた治療を行う事で、ハンチントン病による精神疾患症状の軽減が見込めると言えるでしょう。
CBDは薬物治療よりも安全?副作用の心配がいらない治療法

CBDがアルツハイマー型認知症への特効薬として注目を集めつつある理由として、副作用や依存症の心配がないという事が大きなポイントです。

これまでの研究において、CBDを摂取して体調不良を訴えた被験者はおらず、世間一般的には副作用がないと定義づけられています。下記ページではCBDについて詳しく説明していますので、気になる方は参考にしてみて下さい。
CBDを用いた治療は今後普及していく?

医療用大麻が認可されていく時代、日本はCBDという選択肢を。
世界では大麻がもたらす医療効果が認められ、医療用大麻の使用を容認する姿勢が広がっています。ですが、日本で“大麻”を用いた治療方法が認可されるとは、到底思えないというのが現実でしょう。
そのため、違法成分であるTHCを含まない「CBD」を用いた治療が普及していくのではないかと考えられます。

現在の日本ではCBDへの理解が浅く、CBD治療という選択肢が医師から推奨されることはありません。ですが、その有効性に可能性を感じている人も多く存在しています。
CBDを用いた病気への有効性は研究され続けている為、CBDは副作用のない治療薬として私たちの身近になる日も遠くないのではないかと考えられます。
CBDオイルの正しい使い方・正しい選び方

CBDには様々な種類が存在します。大きく分けてオイル、カプセル、電子タバコなどが挙げられますが、自身にはどのタイプがあっているのか?正しい使い方はどういうものか?これらをきちんと知る事が大切だと言えます。
当サイトではCBDの選び方、種類についてもまとめていますので良ければ参考にしてみて下さい。